2010年11月22日(八段語録1137)

これからの極真会館の運営
合宿審査会を振り返っての自立性と責任

 合宿審査会から一日が立って、それぞれの部門で報告と反省がなされていくということになると思いますが、代表師範として感じたことを書きとめておきます。単に全員が合宿審査会の為に頑張っただけではなく、合宿審査会を通じてどれだけ成長し、貢献したかという事なのだと思うのです。
 今回の私の指導のテーマは、各責任者には、最大限の自立性と責任を持っていただいたという事なのです。そのための成果がはっきり出るシステムが構築された合宿審査会であると思うのです。全てのスタッフに権限を譲る背景には、厳格な条件があるのです。部門ごとに組織を編成し、その部門ごとに適用する事ができるという事なのです。これは、当然の条件になる訳なのです。
 そこで、全体に対して貢献しなければならないということでは、ちょっと弱いような気がするのです。一人一人の役割が明確に規定され、有効に機能したという事は目に見えてうかがい知ることができたのでした。その時に、会長や私は次のステップを踏む事ができるのであり、本来の仕事への情熱も湧いてくるのです。
 さて、今回の合宿審査会の内容に関して、代表師範としての私は、現場の仕事に煩わされることなく、会長と共に明日の為の方向付け、戦略、目標、意思決定に専念できたのでした。特別、今回の合宿審査会で現場に対して責任を要求するような発言や行動は一切私からなかったのです。最大限の自立性を持って、最大限の責任を、師範を中心として取っていったということになるのです。
 そして、会長と私が現場に対して、期待する成果、仕事の水準、将来性に対して、お互いに共通の理解をしようとするのです。現場のスタッフとは、信頼性が不可欠なのです。そのために、新たに展開する事に関しては今の尺度を必要とするのです。今回の合宿審査会で感じる事は、各指導員が自立性を全うしている事なのです。当然独立性ではないのです。自立性そのものは、全体の成果の為の手段なのです。