2010年11月21日(八段語録1136)

これからの極真会館の運営
合宿審査会は最高の人材育成機関である

 合宿審査会も第二日を迎えました。今回も感じる事は、合宿審査会が、道場生の成長に最大の効果を発揮するという実感なのです。さらに、若い指導者の能力を識別できる最良の場であると感じるのです。若き指導者に最大限の責任を与えることによって、最高の人材育成になるのです。合宿所での道場生の管理も的確に今回はされていたという事なのです。
 今回も、指導者が責任をもつことによって、合宿審査会そのものも、自立的な部門に分割して運営出来たのでした。それらの部門において、それぞれが成果と全体への貢献に責任をもつことができたのでした。今回のお母さん達のスタッフ活動も、道場生としての活動も導入された事なので、心強さを感じたのです。
 スタッフも入れて二百名近くの道場生を、師範を中心として、合宿審査会という大規模かつ複雑な運営を、小規模かつ単純な複数のレベルの色帯の道場生を指導するということに分割てきていました。師範本人は、税理士の模擬試験の為に、二日目は参加出来なかったのですが、それでもしっかり、指示を出して見守っていたという事なのです。
 今回の合宿審査の感想は、仕事分野や能力のスキルに捕われることなく、全体の流れを自ら悟り、その意味を知り、全体の合宿審査会の成功を促すために頑張っていたという事なのです。今回の合宿審査会の目標と各々の自己管理と自己成長によるマネジメントが有効に働き、共に働くスタッフの数は、もはや管理の限界によって制約される事が無くなっていたように思えたのでした。つまり、責任の限界によって制約されるに過ぎなくなっているのでした。
 今回の合宿審査会の最大の貢献は、人材開発に役立ったということであるし、道場生にとっては、相当成長したのであろうという事だったのです。この事だけでも、今回の合宿審査会の収穫は多大であり、人材開発には最高の組織構造を備えた教育機関であると今更ながら感じさせられたのでした。