2010年11月19日(八段語録1134)

これからの極真会館の運営
道場は媒介であり人を育てるところである

極真会館宮城県本部は、明確な目標を持ち、定まった目的を完遂するために、成果を挙げることに集中しているのです。その意味では、道場は独自の目的を持ち、自らの目的遂行能力を高めようとするのです。
最近、極真会館の諸課題を、極真会館執行部で検討するという快挙に出たのでした。ある意味で、道場内部やそれらに関係のあるコミュニティーそして家族同様のスタッフメンバーとの協議により、あらゆる発生する課題を扱うのです。
 しかしながら、武道団体の組織において、複数の問題を取り扱う多角的になる事には慣れていないのです。多角的になるという事は、分散するという事なのです。多角化ということは、ある意味で、極真会館の組織を挙げていくということの能力を破壊する可能性を残しているのです。
 しかも、現場の師範や、事務局長並びに執行部は、専門家なのです。従って組織の目的には際立って明確にしなければならないし、単純にしなければならないのです。さもなければ混乱を呈するのです。皆が共通の目的ではなく、それぞれの専門の論理に従って動くようになるからなのです。
 そのような意味では、今回のような会議をもって、全員の認知をで、焦点の定まった共通の目的にすることは、極真会館の一体性を保ち、新たなる成果を挙げる事ができるのです。極真会館は道具や媒介であり、専門分化する指導者との協調によって目的遂行のための能力を高めていこうとするのです。今回は焦点の定まった目的をもち、成果を挙げていくことに集中していると確信しているのです。