2010年11月17日(八段語録1132)

これからの極真会館の運営
常識を限定せずにお互いの発展の為に尽くす

 代表として常識に捕われない運営をする理由の一つに、社会的な現象の中に、本当に意味あるものは常識では捉えきれない事と考えるのです。今まで宮城県本部は独自に空手道の道を切り開いてきました。大山総裁の伝統と継承の為に、仙台市を拠点に置いて歩んできた訳なのです。
 10年間、組織内部だけで誠意を尽くして今まで歩み続けてきたわけですが、これから益々社会貢献という事を考えると、あらゆる関連なる団体との協力を目指す事を視野に入れて事業展開をしていく事を志すのです。
 ところで、今まで経済の発展を遡って考えると、商人が利益を最大化するための最善の方策は、独占的な地位の下に生産量を抑え価格を引き上げるという常識でした。それがいつしか、低価格路線を引いて生産量を増やすということによって利益を挙げていくという常識を覆す戦略が成功したのでした。極真会館においても常識を超える歩みをしたのでした。つまり、国際空手道連盟ルールという空手界でも考える事ができない方式で既成の空手界の独占的地位を乗り越えて、流派に拘らず、ひたすら地上最強の空手という実践を目指し、世界的な展開をして成功したのでした。
 極真空手が世界の国々へ伝播され、多くの広がりを見せたという事は、まさしく、実践空手という発明がもたらせた内容であり、まさしく常識を覆す事だったのです。そして今も尚、極真会館の発展を妨げるほどの内容を提示できる伝統空手の団体を見出すことはできないのです。
 経済産業の面でも、大量生産の影響で、自動車工場、国民経済、そしてなによりも私達の産業観を一変させたのと同様に、空手界を一変させた極真会館ということになるのです。今回の宮城県本部の試みで、多くの団体の協力を得て推し進めていくという事は、ある意味で常識を一変させることであり、新たなる挑戦という事になるのです。
 従って、変革をもたらす特異なる事は、常識を覆す事になるのです。もちろん統計的に意味あるものになるのです。もちろん未来に関わる事象になるし、現在も凌駕する事になるのです。それ故、過去に拘らず推し進めていく事になるのが、今回の三団体における共同運営ということになるのです。