2010年11月14日(八段語録1129)

これからの極真会館の運営
JRダイヤでも台風の時は変更になる

 時刻表はきっちりしなければならないのです。寸分の狂いも生じさせることはできなのです。毎年三月になると分厚い時刻表が新しいダイヤとして書店で売り出されているのです。日本のJRの時刻表の分刻みの予定と実際の運行が余りにも合致しているので世界から来る観光客は驚きを隠さないのです。
 この時刻表は、最新システムを駆使して、運行の表明ではなく実際の時刻表なのです。それ故に、乗客は安心して時刻表を見て乗り込む事ができるのであり、具体化された計画なのです。時刻表はまさに、具体化されている期限付きの精密な予定表なのです。そして、今まで多くの乗客が、遅れる事のない事実を頭の中に刻んでいるのです。そのような意味では、成果を出している事であるし、そのシステムを構築して運営している担当者には頭が下がる思いなのです。
 しかし、時刻表といえども、すべて万能であるかというならば、そのような事は決してないのです。時刻表の使い方は、私達の人生の目標設定と似ているところがあるのです。
というのも、時刻表が定めた時間に出発するかというならば、台風が通過している時は、運休もするし、時刻を変更して出発もするのです。時刻表は絶対のものではなく、平穏な状態の時だけの運行状況なのです。
 人生に当てはめて考えてみるのですが、時刻表は、目標のように感じられるのです。当然意図の表明ではないのです。そのような事であるならば、価値は全くなくなってしまいます。目標は、人生を具体的にしなければならないのです。人生には、具体的な期間があるし、そこでの責任や成果が求められるのです。
 ましてや、命令されるものでもなく、自らの意思で決定するのです。未来を決めるのではなく、未来の為に、あらゆる自己の能力を啓発させ、資源としての才能を最大限に動員するのです。その意味では、最高の目標であり、方向付けと位置付けていいのではないかと思うのです。
 従って、私達は、人生の設計図を時刻表のように、計画をしっかり立てるのですが、あくまでも方向付けであり、人生の運行計画は、台風などの状況によって、臨機応変に対応すべきものなのです。ましてや、極真会館宮城県本部のこれからの運営は、人生と同じと考えてよいのではないでしょうか。