2010年11月9日(八段語録1124)

これからの極真会館の運営
未来展望は望んでも良く起こるものではない。ただ努力あるのみ

 早速、○○女史の活動の拠点としようとしている泉区の地下鉄八乙女駅近くの環状線沿いのメインストリートに面している、ビルを紹介されました。二階建ての事務所として活用している所でした。運営母体は、宝泉堂でした。代表取締役は○○社長と言って、設計畑出身で企画カウンセラーの○○女史に口出しせずに全てをお願いするということでした。
 社長は、土地調査士資格を持ち、20年以上も設計の仕事をしていたのです。そのような意味では、幼児や学童に重点をおいた、女性目線での運営には口出ししないとう事でした。
それでも、運営に関しては、全責任を持ってバックアップするという決意でした。その社長の性格は、何でも口出しし指示し続けていく親分肌の社長という事になります。
 そこで○○女史は、社長に約束を取り付けていました。絶対に口出ししないという事と、一階の道場利用と、二階の応接室並びに事務所を極真会館が自由に使っていいということでした。さらに、これから行う○○女史を中心とする二人のメンバーの給与を保証し、自由な活動を奨励するというのです。二人のメンバー佐藤・小林は、今までも社員でありましたが、新事業と立ち上げて軌道に乗るまで、○○社長が最後までバックアップするという事なのです。
 とりもなおさず、二階に応接間に入って、今野社長と会う機会を持ちました。裸一貫で今の事業を運営し続けた自信に満ちた顔をされて、この事業の内容を丁寧に聞き入り、全てを受け入れる覚悟をされていました。
 もちろん、これから一緒に運営して行こうとするならば、未来を築き、今を決定しなければならないのです。当然リスクを負い、行動しなければならないし、人材資源を割り当てなければならない事は至極当然なのです。特に、人材を割り当てなければならないのです。長期計画は短期の決定によって築かれる事は間違いないことであります。
 従って、長期が短期に組み込まれずに、しかも短期を基礎にしていかなければ、いかに精巧な決定であっても、無駄な作業に終わるのです。逆に短期が長期に位置付けられなければ、決定はその場しのぎ、あるいは「あてずっぽ」で終わるのです。
 問題は、これからの期間、この新しく舞い込んできた戦略がどれだけの影響を与えて行くのであろうかという事なのです。今日のトレンドを単純に引き延ばすことなく、風を読み切り、今の人的・財的資源を防衛に使ってはならず、どの事業を中心に推し進めていくのかを考慮に入れながら進めていくのです。