2010年10月31日(八段語録1115)

これからの極真会館の運営
師範とは、地位ではなく責任である

 極真会館手塚グループが成果を挙げて行くには、強力な組織力が必要になって来るのです。会長を中心に会議を開き、執行部が使命を立案し、守らせ、遂行させなければならないのです。今日は福井県川口道場で、第二回目の大会を開いているのです。その中でも会長は、これから有能な人材を確保して果敢に推し進めていかなければならないと話します。
 今回が、手塚グループの最高最大の判断を下す時と位置付けているのです。強力な執行部が求められているのです。実務能力はもちろんのこと、有能なマネジメントを確保し発揮しなければならないのです。今考えているのは、一つの組織体として、会長の指示が末端まで届く事なのです。
 つまり、理事会を開いて、方針を検討するという組織ではなく、会長の方針が末端まで伝わる組織を形成すべきであるというのです。そのような意味合いでは、皆で方針を決めようという事は考えていないのです。つまり、会長の方針を徹底させるのです。
 従って、執行部として願われる会議で、個々が意識すべき事は、「責任者とは、地位ではなく責任である」という事なのです。責任者として、例え手塚グループに対してボランティアであろうとも、有給のスタッフであろうとも、使命に対して責任を負う事なのです。
 今までは、責任者が気持ちを異にして、自分の道場だけ良ければ良いような雰囲気を醸し出していました。手塚グループの中で派閥が生じたのも事実なのです。つまり、方針を巡って対立し、対立をそのままにしてきたのです。つまり組合型とでもいうのでしょうか、それとも連合型というのでしょうか、その方向も是認されないでいたのでした。
 しかし、今回からはそのような曖昧さを残したくないというのが会長の意向なのです。そのような意味では、私も執行部の長として、チームワークを大切にする事ができる事が、重要であると感じさせられるのです。