2010年10月29日(八段語録1113)

これからの極真会館の運営
道場生側に立つ道場運営

 手塚グループは、たんに空手指導しているだけではないのです。道場生の人生を良き方向に変えようとしているのです。ゆえに、空手指導を媒介として活用しているのです。そのために、師範・指導員が日々努力を重ねると同時に、指導者が与えるのではなく、指導者がモデルとなって、道場生と一体化するのです。
 今まで、極真会館は、マーケティングを必要としていなかったのです。毎日何人もの道場生が列をなして入門していたのでした。しかし、今の時代は、しっかりと宣伝し、どのように青少年を教育するかも、明確に表記しているのです。価値のある指導内容であるだけに、ボランティアで指導してしまうとするならば、最高の価値ある内容も眠ったままになってしまうのです。
 とある人が言ったように、ただボランティアで、いい加減な指導をするよりも報酬をしっかり得て、価値ある指導をするのです。そのほうが今の時代には合致しているのです。「東京タワーは、贈るよりも売るほうがやさしい」のです。昔の寺子屋時代の指導は、今の時代は、葬り去られてしまうようで残念ですが、時代なので仕方がありません。
さらに、極真会館手塚グループは、他の派閥とはまるっきり違うのです。どのように違うのかというならば、押忍の言葉を接続詞のように連発しないのです。そして盲目的に従う事もしないのです。あくまでも自分の意思を持って取り組もうとするのです。それ故、指導者が責任を持って、最高の指導をするのです。
 それも、しっかり道場生のニーズを掴む努力をするのです。それは、単に指導をするという事だけではなく、道場生の側に立つ事なのです。それ故、指導者は、何を、いつ、誰に提供するかを祈りながら日々送っているのです。そのような意味では、会議は道場生を個々に大拙にしようとするために集まりであり、一人前の社会人に育てる為の思いやりある場所なのです。