2010年10月28日(八段語録1112)

これからの極真会館の運営
手塚グループには政治力はいらない

 新しく方向性を決めている会長であります。今まで三年間の間、一つのグループではありましたが、体制が違う団体が共存するようなグループでした。いわゆる、連合体を目指そうとする組織と、一本化を図って効率よく運営していこうとする会長の方向性が浮き彫りになってきたのでした。
手塚グループにおける一本化による方針は、教育のサービスや、個々の人格向上の為のカウンセリング、グループの使命に関しては更なる最適化を求めていくという方針なのです。すなわち、人間の四肢五体のごとく、コントロールできる組織を目指すのです。
 何を受け入れられるかではないと、会長は話すのです。何が正しいかを考えさせられます。同じ方向性でシステムを一致すべきであるという結論を会長は持たれたようです。そのような意味では、同じ体制で進むことに関して、拒否権を行使するような場合には、一緒に歩む団体との協調だけを打ち出すのだと強調するのです。
 組織の長たるものは、政治家であってはならないようです。どの団体にも同じような満足化を図っていく事には限界を感じる会長であります。各々道場が最適化を求めさえすればいいという観点に立たないのです。両者のバランスをはかるという政治的な判断はもうされないのです。
 従って、組織の中で拒否権をもつ責任者は誰であり、その最小限の期待とニーズに関しても今回は認めないという会長の気持ちなのです。ここに今までと違った赤穂浪士の討ち入りのような緊迫感があるのです。従って一緒になって来るものだけで物事を進めていくという強い意思表示の表れなのです。
 今回の会長の意思は、利害当事者に対しても、断固たる意思を貫き、組織の一本化に踏み切る会長の決意を感じるのです。これからの手塚グループの為に、今遂行していかなければならないという強い決意の表れである事は紛れもない事実なのです。