2010年10月25日(八段語録1109)

ロシア秋合宿紀行(3)

ロシアのDashinskiy支部長が空港まで迎えに来てくれました。支部長に出会うまでの入国手続きは、考える事ことができないほど、遅いのです。一時間を超えるほど待たされて、出会うのですから感無量という事になります。英語も通じないモスクワっ子なので、身振り手振りでの挨拶でした。
 去年は、モスクワ市内を案内してもらいました。近代化された街並みとロシアの文化芸術を美術館あるいは、博物館といった場所を案内して貰い、深くモスクワの歴史を感じ取る事ができました。そこには、もう共産主義一色の思想は全くと言っていいくらい排除されていました。
 モスクワの歴史的な教会や名所を車で見学をさせていただき、改めて、この街の歴史に彩られた深みを感じる事ができたのです。さらに、市内で食事を取ったのですが、二十歳前後の女性の透き通った白い肌の色とお人形さんのような顔貌が印象的でした。
そのまま寝台列車に乗っていくのです。モスクワの駅は、ちょうど数十年前の上野発の夜行寝台列車とう時代に似ているのです。ディセルの列車なので、油が鼻をつくのです。それでも、長椅子が二つ並ぶような寝台でしたので、楽に休めるのです。手塚会長との寝台列車での会話、10年前に遡って、初めてロシアに来た時からの思いで話なのです。それがとても心を引くのです。また夢中にしてくれるのです。
飛行機の疲れが容易く眠りに誘ってくれます。夜明け近くに目覚めた時には、壮大な自然を列車は掻き分けながら進んでいるのでした。この様な自然には滅多にお目にかかれないのです。二度目の出会いでありながらも、心は童心に帰っているのです。