2010年10月23日(八段語録1107)

ロシア秋合宿紀行(1)

手塚グループロシア支部のボリス師範へ訪問は、今回で二度となるのです。私の青春時代が、共産主義に振り回されたものですから、なおさら、共産主義の束縛に解放されて自由の風に触れているロシアの青年達を目の当たりにするのは、感無量という思いがするのです。
だからといて、自由の風に触れた青年たちが、アメリカナイズされて、淪落の道を転げ落ちるように堕落して行く姿は見たくないという思いがしていただけに、直接ロシアの青年に極真空手の真髄を伝えて行ける事は、最高に幸せな事に思えたのでした。
手塚グループにおける極真空手は、人間としての道、家族のあり方をベースに説いているものですから、なおさらなのです。直接空手道の指導をさせていただいて、幸せを感じるのです。去年は真冬の寒さの中での訪問でしたが、今年は紅葉の季節の秋という事なのです。
ところで、今回のロシア訪問の以前には、仙台にロシアの青年を呼んだことがあるのです。もうすでに6年も前のことになるのですが、国際交流大会を開催したのでした。極真空手の精神がロシアの自由化の波とともにロシア全土に輸入されていたのです。
極真精神で育った青年たちの大会での活躍は素晴らしいものがありました。その事もあって、今回の訪問はまた格別なものを感じるのです。