2010年10月9日(八段語録1093)

これからの極真会館の運営
手塚グループが直面している問題

秋の合宿二日目です。今日の朝のトレーニングは、一時間遅れの7時からです。ホテルから新しい施設へ向かう光景は、緑の大地なのです。どこまでも農地は続くのです。暴風林のような役割をした白樺の木が一列に見えなくなるぐらい続いているのです。大地は計り知れなく、広く、大きく、高くも広がっていくようでした。
村に入ると、人々が行き来していてのどかな雰囲気なのです。この村はイスラム教徒の村らしく、質素で生真面目、車が通りかかると腕で相槌しながら誰かの車に乗り込んで目的地まで運んでもらうような風習になっているようです。それだから、人々のつながりは強いようです。日本社会のお互いが信じられない街の光景とはかなり違って見えるのです。
ここで指導している責任者は、この村では名士として認められているようで、新しいトレーニングセンターの中央に大きな写真入りで生徒と映っている看板がかけられていました。アラン師範の指導と私の指導も少し入っての二日目の合宿となりました。ロシアはボリス師範を中心に一致した体制の下、矛盾なく運営されているのです。
さて、手塚グループの日本の場合、直面する一般的な問題があるというのです。これは、派生的に生まれてきた問題なのです。会長が今まで築いてきた団体を一人抜けて、世界を相手に闘ったのでした。北米へ行き基盤を築き上げ、ヨーロッパ、ロシアと世界をまたにかけながら、切り開いた道なのです。
そこに、再び元の団体を吸収したものですから、元の団体の体制は旧態以前としたものでした。手塚グループ体制は、そのものが連合にも加盟していましたので容認されたのでした。ところが、世界に広がる手塚グループは、同じシステムで進んでいるので、日本も同様に適応しなければならないとう方向性を打ち出し始めたのでした。これは、一つの団体カルチャーとして進めて行きたいという事なのです。
つまり、会長からするならば、例外的問題ではなく一般的な問題として解決する方向なのです。つまり、原則と方針によって解決しようとしているのです。もちろん、例外的問題は個別に処理しなければならないのですが、これは、本当に例外的問題という事ではないのです。ただ単に体制とシステムを同じくするという事なのです。特に、企業の合併という時にどの企業でも課題となり、ほとんど全ての事例を誰かが解決した事なのです。
従って、日本におけるシステムを一本化する問題も原則と方針を適用する事によって解決する事になると思うのです。
当然に、外に打ってでる訳ですから、内部問題に収拾していることができない事実もあるのです。他の団体との協力も必要であろうし、社会的に認可された大会でなければならないというのも方針として現れて来ることは当然なのです。しかし、誰が広報を担当するのかということなのです。実に難しい話なのです。