2010年10月3日(八段語録1087)

これからの極真会館の運営
妥協の前に正しい結論を考える事が大切

極真会館の運営で、やがて妥協が必要になるからこそ、何が受け入れやすいかではなく、運営のトップは何が正しいかを考えなければならないのです。例えば、本部長はこれからの極真会館をどのように発展させるかという課題をクリアする為に与えられた職責であり、あくまでもトップの指示を受けて活動するのです。支部として自由性を与えられた理由は、総本部を如何に支えるかの一点なのです。
もちろん、自分の道場を発展させなければならないのは当然のことなのです。自分で如何に開拓したとしても、あくまでも極真会館を守る砦の役割をするのであり、独立した立場には立たないわけなのです。細かい枝葉的な事はどうあれ、立場を守ることが先決なのです。
そもそも、何が正しいかを知らずして 正しい妥協 と 間違った妥協 を見分ける事が出来ないのです。その結果間違った妥協をしてしまうのです。会長から、会員制度の件、審査会の件、昇段の件、そして、空手着の事と方針を出しているのです。直轄と他の道場との格差があってはならず、一律に納入すべき会の維持費に関しては協力すべきなのです。
私はこの事を、手塚会長から耳が痛くなるくらい聞いているのです。事務局長としてどのようにすべきかを、頭の中で去来するのです。そこで、私はこのような現状を認識しながら何を書くか、何を結論づけなければならないかの決断をせまられるのです。ある意味で、私はあらゆる反応は気にせず、妥協など考えずに意見を書くのです。
おそらく、責任者という立場で妥協を求めなければならないこともあるのです。しかし、何が正しいかを伝えなければならないのも事務局長の立場なのです。意思決定を行う会長は、これからの手塚グループの事を思えば、今やらなければならないと考えているのです。会長も後二年で仕上げなければならないと宣言しているのです。
誰も会長の心境を知って、そのシステムを実現させようと考えて行こうとすることがなければ、ついて行けない事になるのです。私も、どのようにしたらより大きく発展して行くであろうかと考える日々は続きます。毎日パンフレットを配りながら、新規で生徒を集め、コツコツと推し進めて行く最前線の作戦と、網を掛けて一網打尽にすくい上げて行く方法と検討は尽きないのです。
それでも、今日というこの大切な日々を一生懸命送ろうとするのです。考えてみれば、地道な闘いを20年間やって来ました。その成果を思いっきりはっきりして見てはどうかと考えてしまうのは、事務局長の立場の私なのです。