2010年10月2日(八段語録1086)

これからの極真会館の運営
意思決定が成果を上げるには、常にシンプルである事が大切

 10月から始まって新体制の下、意思決定が成果を挙げて行く事ができるかが問われるのです。目標をしっかり定め、満たすべき要件を明確にしておく事が必要なのです。要件が何かを明らかにしなければならない事になります。
 何度も話すのですが、二本柱は変わらないのです。つまり新規道場生の獲得と教育の充実による組織拡大であります。つまり、宮城県本部は、要件を明確かつ簡素にしているのです。そこを中心に考えて行くとするならば、意思決定は成果を挙げるものとなり、達成しようとするものを達成するのです。
 逆に意思決定がいかに優れた意思決定に見えても、要件が曖昧であれば成果を挙げる事ができないのは当然なのです。やらなければならない事はこれからたくさん出てくるのです。それ故、優先順位がぼかされ、いつの間にか木が見えても森が見えなくなってしまうのです。
 意思決定の要件は、問題を解決するために必要最低限にしなければならない事は何であるかを検討する事なのです。今回の師範の最低限の意思決定は、菅野師範に全ての権限を与えるという事だったのです。当然師範は追認するという事に全力を傾けるのです。菅野師範が権限と責任を持つ事を必要とすると判断したのです。手塚会長のように、組織の長として意思決定を持つ事を必要とするのです。
 しかも個々の指導者同士の折り合いの問題ではなく、組織構造の問題として権限を振るう事を必要とするのです。ある意味で、師範は分権制というスローガンをこれからの発展の礎にしようとしているのです。
 師範がシンプルに権限を委譲するからには、菅野師範の意思決定は当然成果を上げるために満たすべき条件を明確にしていくということになるのです。新規獲得と教育による組織拡大という事になるのです。責任を持つ事は、実に孤独なものです。誰にも責任を転嫁する事も出来ないし、誰にも不平を言う事ができないのです。それ故、孤独な中で、創始者大山総裁が夢にでも出てこなければ、成果が生まれないのです。