2010年9月28日(本部長通信1082)

これからの極真会館の運営
短期と長期のバランスを考えよ

指導者には二つの大きな役割があるのです。第一の役割は、部分の総和よりも大きな全体を見つめなければならないのです。手塚グループは、岐路に立っている事は間違いな
い事です。直轄とそれ以外の道場と区分けが明らかになってきています。直轄は、真剣に手塚会長を支えているのです。ある意味で、献身的な存在として歩み切るのです。さ
らに、心情を手塚会長と共に歩むのです。それ故、恩恵も大きいのです。
まず私達は、自分の道場を後回しにして会長の事を考えます。つまり手塚グループ全体の事を考えるのです。それ故、指導者は部分の総和よりも大きな全体を意識しなければ
ならないのです。確かに直轄以外の道場が直轄と同じレベルで会長を支えてくれたならどんなに役立つかと思うのです。
しかし、考えてみてください。大きく発展しているのは、直轄道場なのです。それは、手塚会長を柱に立てているがゆえに、直轄道場が犠牲になって導入した上納の総和より
も大きなものを生み出す生産体制を創造するようになるのです。会長は良く言います。「私と一つになって滅びる事はないと」
第二の役割は、自らのあらゆる決定と行動において、直ちに必要とされるものと、遠い将来に必要とされるものとのバランスを取る事なのです。いずれも犠牲にしても組織は
危険にさらされてしまうのです。宮城県本部の場合、毎月の収入では赤字になっている事を百も承知の指導者は、イベントで得た収益を毎月の収入の赤字に充当する手法を取
っているのです。
ところで、次の月の事を考えないようでは、10年先はないのです。今日の健全性と長期の目標の双方を考えなければならないのです。短期と長期は、たとえ調和させられなく
とも、バランスを取らなければならないのです。
それ故に、今日の為に明日を犠牲となるものについて、あるいは明日のために今日犠牲となるものについて計算をしなければならないのです。それらの犠牲を最小限度にとど
めて、いち早く補わなければならないのです。
このようにして、組織についての考察や、費用の在り方など、長期と短期の二つの時間に生きなければならないのです。ましてや、組織全体と、直轄という自ら率いる道場と
いうポジションに誇りを持ち、あらゆる仕事ぶりに突出していかなければならないのです。