2010年9月24日(本部長通信1078)

これからの極真会館の運営
データを取る事自体が事態をかえる

 今年の7月から手塚グループの新規加入から、トレーニングを経ての審査会人数と名簿さらに大会人数というふうに、データを取り始めたのです。これらの行為は、客観的か
つ中立を持って発展させようとする試みがあるのです。当然数字ですから一目瞭然であります。しかし、そこに秘められた意味は、全体を叱咤激励するという主観的な事なの
です。それは、全国の道場の意識を変えることのみならず、データを取るグループの責任者の意識も変える事なのです。
 新規登録をすることから始まるデータの取得は、意識をして注意を向けてデータを取るだけではなく、データを読む責任者にとって、競争意識を高めていくという価値を賦
与していくのです。全国の責任者はデータが取られるわけですから、一つ一つの道場が重視されているという事を意味するのです。つまり、データの中から道場の動きがはっ
きり分かるのであり、道場の毎月の活動の発展状況という道場の価値を定めて行くのです。すなわち、反省に立って、目標を定めて行くことにつながってくるのです。さらに
勇猛果敢に全国を刺激しようとするのです。
 データが、必然的な状況を提示するのであり、道場そのものの歩みの状況と価値が関わってくるのです。状況が浮き彫りになることであり、データを取る事がビジョンを生
み出すのです。何か分からない事を師範は言っていると思うでしょうが、今までの道場運営にはデータの欠落という重大な問題が潜んでいたのでした。何の対策もないままに
時が過ぎてきたという事がデータを取る事によってはっきり分かるのです。
 その意味では、7月から始めた全国のデータ取得という行為は、データを取られる道場とデータを取る会長の意識を変えていくのです。すなわち、データに意味と価値を賦与
されてくるのであり、評価がはっきりしてくるということになるのです。
 このデータをあらわにするグループの方針は、これからの道場運営に大きな波紋を広げていくのであり、根本的戦略に行きつくのです。そのような意味では、データをどの
ように取るかではなく、どのようにグループ発展の為に生かしていくかという事になるのです。