2010年9月17日(本部長通信1071)

これからの極真会館の運営
仕事をしていて遊びはないのか

 極真会館のスタッフの中を良く見ると、特有の問題があるような気がする。選手時代から闘って、指導者になっていく中で、若くしてやる気を失う状態を見るのであります。要するに、燃え尽き症候群であります。空手道を追及していくうちに、いつの間にか、マンネリ化して、仕事に対しての情熱を失うのです。良く見ると極真会館の場合、ストレスとはまるきり違っているのです。
 師範の把握している限りにおいては、道場内の士気の低下を見ると、仕事の内容が分かって熟練しているにもかかわらず、担当して何年かして来るうちに、誇りを持っているにもかかわらず、習慣化のような現状が起きてくるのです。
 要するに、この仕事に関して、眠ってでも、出来るという状態になる事なのです。当然ワクワクはしなくなります。飽きてくるのです。出勤も楽しくないのです。職務を変えても、余り解決にならないのです。
 一流の専門家であるということが、問題となるのです。ここで必要な事は、意義ある、価値ある人生を求めるという事だと思うのです。どのようにすれば、自分を奮い立たせて燃やす事が出来るのかを検討すべき事なのだと思うのです。
 私の道場で、責任者が極真会館の事以外に目標を持って歩んでいる人がいます。一人は税理士試験を目指しているのであり、もう一人は、議員として次の段階を目指そうとしているのです。これらの人達は、今の状態に当てはまらないのです。その意味では、今の仕事を充実させるためにも、セカンドライフのすすめを師範は提案するのです。その目標がある限り、マンネリ化はないのです。
 チャレンジする限りにおいて、生き生きするのです。さらに疲れないのです。目標がある限り、成就出来るかどうかは、二の次で、ほとんど目標追及が生きがいであるという事になるのです。師範として考え得ることは、若くしてやる気を失うことない人生を歩んで欲しいという事なのです。