2010年9月16日(本部長通信1070)

これからの極真会館の運営
手塚会長ほどありがたい存在はいない

 ほとんどの人に上司はいるものです。師範の場合、手塚会長という事になります。いつも私は考えるのです。役に立っている事は一体何かという事と、邪魔になっている事は何かと自分自身に問いかけるのです。
 今まで、手塚会長との付き合いは、十五年ほどになります。あっという間に月日は過ぎてしまいましたという実感です。そして、心掛けることは、会長の仕事のやり方によって成果を挙げる事が出来るようにする事なのです。つまり、最高の勝利者にすべく日夜戦っているというのが私の責任という事なのです。
 会長が最大の能力を発揮する事が出来るように、全力でサポートするのです。そして、世界中を駆け巡りながら縦横に働けるようにする事なのです。その意味では、会長補佐という公式的肩書は、私の考え方に合致しているのです。
 師範の発想の中に、私が中心になってこの手塚グループを大きくしようとは思わないのです。手塚会長を押し立てて、グループを大きくしようとするのです。手塚グループは、一致団結して組織拡大に進むのです。何故このような発想になるのかというと、誰もが発想はしても実行していないからなのです。実行できている事でしたら、師範はあまり興味を持たないのです。誰もがやらなかったからなのです。
 今まで手塚会長の道場運営の歩みは、この道場で育って、大きな人物に育つかと思いきや、その後、会長をないがしろにして、わが道を行くのでした。つまり、師を裏切っていく歴史であったと私は認識しているのです。その歴史に終止符を打ったのが、私という事でありたいのです。
 さらに夢は大きいのです。世界的に極真会館が広がって、その組織を収拾し、手塚会長の理想とする団体に育てる事が、私の夢であるという事なのです。今着実に推し進めているのですが、楽しい限りです。金銭が先だたす、夢と理想が前面対峙する生き様であると思うのです。それゆえ、充実した歩みとして確実に歩んでいるという事なのです。