2010年9月8日(本部長通信1062)

これからの極真会館の運営
タレントを持って貢献し価値ある事を大切にする

 一人一人の自己啓発こそが、極真会館の社会のニーズに答えることになるのです。一つの方法として空手道を選んだから
には、自己実現するための唯一の方法であると皆が確信する事が必要なのです。それこそが、極真会館の目標と道場生のニ
ーズを合致させる唯一の方法なのです。
 空手修練を通じて、一人一人の個性を生かすという事が、私たちの力量なのです。これこそが極真会館と個人の両方が共
存する自己実現の方法なのです。それが、貢献という事に焦点を合わせて、一人一人が価値ある事を極真会館の成果に変え
ていく事が出来る内容になっているのです。
 指導者は、当然最低限の報酬が必要とされるべきであり、全員が一致して頑張る事によって報酬の不足は補うべきなので
す。棚から牡丹餅のようにして、努力せずしては、不足の問題はつきものであるという事は肝に銘じるべきなのです。武士
道は、商人とは違って、お金と縁がないのです。また収益を求めて運営する事でもないのです。
 さて、私たちが行っている極真会館の役割は、余りにも社会的に認知されたのであり、成果を挙げ、自己実現の方法とし
ては最大であると認識すべきなのです。それゆえ、この極真会館に携る価値は、最大であると思うのです。しかるに、自ら
が成果を挙げることによってのみ、これらを満足させることになるのです。
 そのような意味でも、成果を挙げずして、現代社会に対しての武士道という必要性を訴える事も出来ないし、個人が極真
会館という役割のある団体を通じて貢献していくことなど出来ないのです。師範の場合、これからが正念場であると思って
おります。一人一人の能力を生かして、極真会館の成果と個人の成果を両立させ、二つとも自己実現させる事が私の役割な
のです。