2010年9月6日(本部長通信1060)

これからの極真会館の運営
人材配置の為の四つの課題

 人事が組織を活かしもするし、腐らせもするのです。人事考察を工夫するという事は、期待すべき貢献を考え、実際の貢
献と比較しながら決定していくものなのです。今の宮城県本部の体制は、最大で最高の人事体制であると自負しているので
す。もちろん細かな所で色々と摩擦はあります。しかし、期待すべき貢献を考えると最良という事を全員が理解してもらえ
るのです。
 全国人事にしても、手塚会長が、最大期待すべき貢献を考えながら、配置しようとしているのです。人事を考える上で、
問いかけなければならない事があるのです。人を配置する時に、第一に、その人物がどのような役割をやってきたかという
事が一番問題になります。そこで、スキルというよりも、どのような役割かという分野の中で、師範との絆の問題を重要視
する事は当然考える事なのです。
 宮城県本部という事を考えると、師範はある意味では、創業者のような立場なのです。この事で、信頼関係が十分に持て
なければ、大変な事になるのです。何故なら、これからの優秀な若者は、師範を支えている強い指導者を真似たがるのです
。したがって、一緒に歩んでいる責任者が、能力があればある程、影響を最大限に与えるという事を考えると、組織を活か
すのも、腐らせるのも重要な一点になるのです。それは、それだけで、組織を失格させる弱みにもなるし、組織を活かす最
大の強みにもなるのです。
 第二に、当然これから育っていく指導者となる人物に出来そうな役割は何かを考えなければならないのです。宮城県本部
の場合、無限大に多くの人材が育っていく土壌は出来ているのです。量と質が合致しているのです。やはり、指導者を全国
に輩出したいのです。その教育は、師範の意志を汲んだ指導者によって育て上げられているのです。
 第三に、これから運営していかなければならない多くの課題に関して、後継者が能力を発揮できるように、何を身につけ
させなければならないかを、検討する事も大事な事になって来るのです。
 第四に、それでは、今築いている宮城県本部のスタッフ陣で、わが子を委ねられるかという最大の課題に直面するのです
。この組織で、師範の場合、わが子を教育したいと考えているのです。わが子が、その教育をしっかり受けて飛び立つまで
は、数十年の期間を要すると思うし、一人前になるまで、今のスタッフは、責任を持って厳しく、指導すると確信している
のです。
 この人事考察を厳しく見る人もいるでしょう。最大の強みに焦点を合せているという事が理解できるのではないかと思う
のです。弱点は、強みを最大発揮し、成果を挙げたうえで、問題点として捉えるだけで良いのではないかと思うのです。