2010年8月27日(本部長通信1050)

これからの極真会館の運営
道場の研究開発戦略を明らかにしよう

 空手道場の悪しき習慣として、過去の伝統を重んじるのですが、未来に対しての研究開発はというと、なかなか着手して
いないとうのが現実ではないかと懸念するのです。そもそも研究活動という事はしないのです。もちろん、空手道という分
野にこだわる事を重視しているからであるという事は、いうまでもないのです。
 極真会館から別れて行った団体の中に、柔道を取り入れ、試合の中に実践に即した状況での大会にしたのでした。そして
、いつの間にか、空手道とは全くかけ離れたマニアックな存在になっていったのでした。
 しかしながら、私たちが求めていく方向性は、第一に開発活動で、どのようにしたら、青少年教育に役立つかという事に
関しての徹底した開発なのです。極真空手道という大山総裁が築いて下さった内容の中に、教育効果を高めていこうという
分野を目指すという事なのです。
 第二に、空手道という分野が、ある意味で狭いために、ここでの教育の効果の絶大性は、教育を受けた青年達の実態が、
素晴らしければ素晴らしいほど、私達の特殊性は際立ち、新規参入のインセンティブが全く働く事が無く、独占的地位を占
めて行くという事なのです。
 たとえば、私達の指導者としての内容がそうだと言えるのです。空手界の有能な存在として世界中の標準モデルとなりう
るのです。これは、空手道を通じた最高の人材開発であるといって過言でないのです。
 もちろん、開発というよりは、空手道の良さを組み合わせて、より素晴らしい人材を生み出すとう戦略なのです。空手道
の分野はせまく、規模が小さいだけに、極真会館だけで、この分野を独占する事が出来て、世界に大きく羽ばたく事が出来
る人材育成につながるのです。