2010年8月24日(本部長通信1047)

これからの極真会館の運営
永続性がカギ

 今まで、極真会館宮城県本部は、曲りなりとも今まで継続運営してきたのです。心配な事は、永続性をどのように保って
いくかという事なのです。時代に取り残されてしまう事が心配する事なのです。極真としての共通する弱点が、もしかした
ら、永続性の欠如となった場合には大変な事になるのです。 
 第一に、試合におけるルールの改正がなされて、技術上の変化に足をすくわれる事なのです。今までは、特殊な分野とし
て、知名度を馳せていましたが、最近は、少年部の数が増えて、方向性としては、一般大衆化していく方向に間違いないの
です。新しいルール改正を的確にしていくことは、必然的に願われるのです。
 第二が、今までの極真会館は、一般部が中心に活動していたので、かなり高度の技術と指導力を必要としたのでした。と
ころが、少年部が参入する事により、指導者が全日本級で戦った経験もなくても、指導の形がつくという事なのです。つま
り、専門市場から大衆市場に変化してきているという事に注目しなければならないのです。ある意味で、空手の経験なしに
指導ができるという事なのです。つまり、空手指導に関して、参入障壁が低くなったのです。
 当然、この指導の質の低下は、今後起こりうることになるのですが、生涯の空手道を目指すとするならば、一時期の指導
は委ねられるのですが、一般部に至る指導となるとレベルの高さを願われる事から、自然淘汰される事は間違いないのです
。ここで私たちが主張しなければならないのは、生涯の空手指導という事になるのです。
 師範は、四十年以上の武道経験を持っているのです。これは、一夜にして成せる内容ではないのです。極真会館宮城県本
部の場合、生涯空手道に打ち込むという事を前提に、永続性を高めていくという結論に到達するのです。そして、今の指導
者達は、十数年の長き期間に渡って、共に歩んでくれているのです。