2010年8月23日(本部長通信1046)

これからの極真会館の運営
特別な支持層を作りだす

 今まで、空手道を追及してきたのですが、実践空手道に参入してくる団体は、仙台でも少ないのです。ここ数年新規に参
入してきたのは、極真会館から別れた団体一か所ぐらいなのです。
 競争相手が現れるほど大きくない、マイナーな分野ということに一般的にはなるのでしょう。師範の場合、この余りにも
有名な極真会館が、大きな全国的な組織化が十分になされないということにいささかの疑問を感じるのです。
 もし、大山総裁が生きていらっしゃったならば、一本化された組織の中で、相当の大きな団体として、武道のけん引をし
ていたのではないかと思うのです。それが、分裂・分派ということになるのですから、発展という事を考えると、皮肉なも
のであると感じるのです。
 それにしても、世界的に通用して、最大の道場生を世界では擁立しているのですから、これからの、運営の仕方では、ど
のようにでもなるのではないかという事にもなるのです。
安全な多くの人が指示する武道としての発展はこれからの私達の可能性にかかっているのです。
 これからのこの空手道の分野での活動は、大きな資金と組織力を持った団体が参入するには、余りにも特殊過ぎるのかも
知れないのです。指導者が余りにもスペシャリスト過ぎるのです。その意味では、マイナーですけれども、あるいは、小さ
くても特別な分野を築き上げる立場に私達はあるのでないかと思うのです。