2010年8月19日(本部長通信1042)

これからの極真会館の運営
選手時代の師範の戦略

 師範の場合、道場での稽古の時の組手は強いと良く皆に言われたものです。褒められているのか、どうなのか未だに不明
なのです。ただ私が理解している事は、同じ道場内であると相手の得意技や癖は、もう熟知しているのです。相手がどのよ
うなタイミングでどのような時にその技を使うかを瞬時に察知するのです。
 その技が、どのような欠点があり、防ぎ方がどうであるとかが手に取るように分かるのです。その間合いをついて相手を
倒すという事が私のやり方だったように思うのです。もちろん、地道に毎日修行を続けて行きましたが、それだけではなか
ったような気がするのです。
 師範として極真会館を背負って歩んでいる行動は、他のリーダーの地位にある人の内容を研究しようとするのです。もち
ろん、空手家以外がほとんどなのです。リーダーにある人の隙をつくということは、未だに得意技にしているのです。
 ところで、今の師範の戦略は、誰もがやらないであろうという事をメインに置くのです。つまり、他のリーダーの隙を突
くのです。そして、それは到底できないであろうという事を検討するのです。一般のリーダーがなおざりにしている事を辛
抱強く実践していくのです。
 師範の戦略は、他の人が闘おうともしなかった事を実践するのです。手塚会長と世界を回りながら、世界に広がった極真
会館の収拾するのです。伝統をしっかり立てるために、世界を覚醒させる意識で戦っているのです。それは、当然、世界が
相手であると同時に、日本と、私自身の道場の発展を同時に手に入れてしまう戦略なのです。