2010年8月5日(本部長通信1028)
これからの極真会館の運営(4)
担手とスタッフ
極真会館というこれからの仕事は、組織の運行に関わる仕事になるのであり、決して、個人プレーで推し進めていく事はできないことなのです。その意味では、主要な担手が、黒帯であり、スタッフとして位置付けれるメンバーであることはいうまでもないのです。もちろん、黒帯の中での中心は師範ということになるのです。
今現実に実践していることは、新規から教育・管理に至るまで、分業のように行われているのです。これは、当たり前の、組織の構造的視点からみての仕事の水平的分業ということになるのです。これは、かつて経済学の父と言われた、アダム・スミスのいう「分業」と 一致することになるのです。
ところで、今問いたいことは、水平的分業を統合する垂直的な方向への分業ということになるのです。組織における統合内容は、担手やスタッフにおいて実践されることであり、最終的には極真会館の場合、各地域で師範によって統括されうるないようになっているのです。
ちなみに、各教室がファーストラインであり、その教室を取りまとめていくのがマネジメントであり、流れの方向性を間違いなく検討・教化していくのです。その意味では、作業部隊の遂行する仕事に直接関わる分野が黒帯スタッフの仕事であるということはいうまでもないのです。組織内のより大きな範囲に関わるレベルが師範代ということであり、宮城県本部の場合、トップは、すでに会長と日本と世界に関しては戦いを挑んでおり、全体的課題を検討する段階に入っているのです。それ故に、師範代がトップマネジメントを遂行することになるのです。
当然規模が大きくなればなるほど、その分化の程度が異なることはいがめないのです。つまり、組織内外の複雑性や不確実性、そして、規模の拡大と共に、仕事間の相互依存度の程度も違って来るのであり、管理的仕事の増大がともなうのです。必要な情報収集や解析を行う仕事が増えるし、極真会館の主要な目的遂行に関わる仕事とともに、分化していくのです。
ある意味で、管理的仕事は、経営企画、研究開発、スタッフの教育訓練という創造的分野と渉外的事項、法的事項、会計経理、財務などのサポート的な管理的仕事に分類することができるのです。今私達の内容も現実にはこのようなことに直面していることを自覚すべきなのです。当然このような管理部門の統括も師範代ということになるのです。