2010年7月31日(本部長通信1023)

ヨーロッパからのメッセージ(13)


帰り仕度をしながら、師範アランの車に乗り、ベルギーからオランダのアムステルダム空港に到着しました。一週間余り
の期間の思い出が走馬灯のように脳裏をよぎるのです。完全燃焼したアラン師範ですが、最後までサマーキャンプに責任を
持ち、疲れた顔も表す事なく、別れを告げたのでした。
この期間を通じて、見せてくれた指導力は、これからのヨーロッパの限りない発展を予感させるものでした。一人の空手
道に対する情熱と指導力は、今後の世界の発展に対しても、あらゆる可能性を見いだすものでした。
ところで、そこで私の感じた事は、師範アランよりも、手塚グループに対して、責任を持たなければならないという事と
、グループを巻き込む人格を備えなければならないという事でした。
日本においてこれからの展開しなければならないのです。組織拡大について考えて見ても、サマーキャンプを参考にすべ
きことが余りにも多いのです。このグループは英断を持って師範アランの方針を継承すべきであると考えるのです。
外国人だからということで偏見を持つのではなく、よりも手塚グループを思い、基本から型、そして組手に至るまで、切
磋琢磨して築き上げた、内容を軽視すべきはなく、その内容を全世界化しても良いのだと思うのです。
今回のサマーキャンプでも、学ぶ事が多いのです。そして、良き伝統を継承しながら、質の向上と量的拡大をどの様に推
し進めて行くかについての議論を限りなく進めるべきであろうと考えるのです。
まさに、いざ出陣という心構になっているのです。ある意味では、全体で、一万名の数的基盤を確立して、どの極真組織
も負けない組織力を築き上げたいものだと考えさせられるのです。
今までの経験を土台とするならば、決して不可能ではないのです。可能性を秘めた戦いなのです。師範としては、手応え
十分なのです。かつてこれを実践したかったのです。

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