2010年7月29日(本部長通信1020)

ヨーロッパからのメッセージ(10)


極真会館宮城県本部に起きた出来事の一つに、私がかつてアルバイトをしていた時の、支配人が極真会館に加わってきた
事であります。もちろん将来に不安を抱いて、他の会社への移行も打診された事もありましたが、今は、責任を持って歩み
はじめているのです。
そして、能力を発揮する分野は、極真会館の運営の分野でした。するとこのメンバーはさまざま取り組みを提案して来た
のです。これまで溜めて来たものを一気に吐き出すように、次々と提案しました。それを実行して来たのでした。このスタ
ッフは、何かを運営のする事に対する知識と情熱は人並み以上のものがあるのです。
彼には、運営に関してのさまざまなアイデアがあり、またそれを実行に移す強い意志と行動力も備わっているのです。こ
れはまさに「スタッフとしての黒帯を生かす」事の始まりでした。ある意味で合理的な発想から,正当とは言わないまでも、
組織の強みを生かす生産的な宮城県本部にする事なのです。
彼は,次から次へとアイデアを出して行くのですが,それに対して、他のスタッフは、なんの注文をつける事なく後押し
するのです。とくに、責任を一挙に、担っている師範代は、陰に日向にと働いて彼の提案の実現を次々とは手助けして行く
のでした。
彼の主張は、はっきりしているのです。事なかれ主義の誘惑にさらされる事なく、決してくじけないのです。組織の健
全さを保つ意味でも、高度の基準を要求するのです。そして、成果を達成するのです。当然、実績は、百発百中の事ではな
いのです。百発百中は曲芸なのです。
実績をあげるという事は、長期的なものなのです。すなわち、間違いや失敗をしない者を信用してはならないと思うので
す。見せかけや、無難な事しか手につけない人なのです。実績とは野球でいう打率と似ているのです。
弱みがない事を評価しないのです。人は優れている程多くの間違いを起こすのです。優れている人程人程多くの新しい試
みをするのです。

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