2010年7月26日(本部長通信1014)

ヨーロッパからのメッセージ(4)


最近まで、マネージメントの組織化をどのように図ろうとするかを師範なりに真剣に悩んだのです。最初のころは、会議
を何度も重ねたのです。毎日のように私の想いを話しました。理解してもらえるように、噛み砕いて説明し続けてきたので
す。私は、ある意味で、空手の専門家なので専門用語を翻訳なしで話していたようでした。

専門家の私が決断した最終的な方法は、自らの知識と能力を全体の成果に結びつける事でした。つまり、専門家の私の今
までの歩んできた成果を全体に還元するように、結びつけなければならないという事なのです。

師範にとって、あらゆる内容を理解してもらいたいので、課題は、皆と分かち合うコミュニケーションをおこなうことで
した。要するに、師範のアウトプットが道場生のインプットとならない限り、成果は上がらないと考えたのです。師範の知
識の内容をどのように表現することができるかが課題であったのです。

そのために、会議として、私の個性を前面に押し出すよりは、客観的に感じて欲しいと思い、始めたのが、インターネッ
トでアウトプットを情報をブログでアップし始めたのです。そこで、理解してもらうということを考えたのです。師範の言
おうとしていること、行おうとしていることを理解してもらおうとしているのです。

さらに、師範は我知らず、専門用語を使いがちなのです。専門用語なしでは、話せない世代になっていたのです。ところ
が、師範は、今までの知識や経験の蓄積を、理解してもらってこそ、初めて有効なのです。師範という立場は、道場生に必
要な内容を供給していかなければならないのです。

このことを、師範は、認識して、道場の目標を専門家のとしての用語を翻訳したのです。アウトプットしようとする内容
を道場生の言葉に翻訳して、頑張ろうとしたのでした。それがある意味でのインターネットのブログということになるので
す。

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