2010年7月23日(本部長通信1011)

ヨーロッパからのメッセージ(1)


私の人間関係の考察について、考えてみたいと思います。私に取って、宮城県本部の本部を支えて行こうと思ってくれる
、普遍的な、重要人物が娘と共に、現れたのでした。仙台市商店街クリスロードの青年会の会長でした。そば屋の五代目の
人物で、商店街で重要な名士でした。

空手を娘にさせたいということで、入門をしたのですが、私は、娘だけではなく、父親の当人にも入門を勧めたのでした
。勧めたことで、空手道に関心を示し、少年部と一緒に練習を始める、数少ない成人として空手修行を出発させたのでし
た。

さすがに、そば屋一筋という人生を歩んでいるので、稽古態度は実に真摯でした。昇級に対しても真面目に取り組むので
す。誰もその当時抱いていないことを実践して行ったのでした。それは、黒帯を取るという素朴な戦いを始めていたのでし
た。

四年もすると、黒帯一歩手前の茶帯の一本線、つまり一級まで、上り詰めていました。さらに、二度の昇段試験をこなす
のです。当時は、10人組手が昇段の条件でしたので、否応なく、二回チャレンジすることになったのでした。それでも、
めげないのです。そして、最後には、黒帯を勝ち取ってしまうのです。

その性格はその後も続くのです。初段を取った彼は、更なる努力と、自分のポリシーをしっかり掴みながら、厳しい極真
会館の修業の中の、自分の得意な分野に力を注ぐようになるのです。

極真空手はメジャーな内容としては、組手が強くなるということなのです。ところが、彼は、自分の分野を開拓して行く
のです。誰も、振り向かなかった分野を推し進めて行くのです。 それは「型」に関してプロフェッショナルに取り組むの
です。

さらに、私との人間関係を重要視しながら、誰かが師範を裏切ったとしても、決して師範を裏切らない姿勢を示し続けて行く
のです。師範をしている中で、二人の裏切りに出会った中で、その影響力は私を釘付けにするのです。そして、いつの間に
か、良き相談役になっているのです。

決して裏切らない態度は、当時の私にとって、弟子に求める貴重な資質でした。特に、「一緒の道をいかない」という事
件があった後のことでしたのでなおさらなのです。もうすでに15年の歳月を一緒に歩むのですから、竹馬の友ということ
になるのです。

彼が、私と、極真空手道場に何を求めたのかを私なりに検討してみました。彼は、いままでの人生の中で友の人関係
が続いたことはなかったのだそうです。いつも、一年も続かずに友人関係は終焉を迎えるそうなのです。ところが、私との
関係は長いのです。その意味では、私に取っても、彼に取っても良き期間を過ごしたことになるのです。

それも、単なる友人関係ではなく、お互い道を求める修行者としての道のりを続けているのです。今回の合宿審査でも中
心に立って二百名近い生徒の指導を一挙に引き受けて歩んでいるのです。

実に頼りになる友人を私は勝ち取ったことになるのです。私との絆で考えるとするなら、彼が店の建て替えの時期があ
ったのです。それが半年に及んだのですが、毎日、会話なのです。色々な話をしました。夕方から夜遅くまで話は続くの
です。それも、毎日なのです。

生き方のこと、家族のこと、本当に話し合いました。そして、結論として、相談役となり、私を師範として尊敬もするよ
うになったのでした。もちろん、空手道だけではなく、私の生き様に関してはも関心を示すのです。

彼は、極真空手を通じて、大いなる人生の成果をあげたのでした。焦点は、極真空手道に合わせたということになるので
す。極真空手を歩む事を可能にし、極真空手をすべててはないが、極真空手が重要な人生のポジションになったのです。

合宿審査会で現している彼の姿からは、生きがいを見出してしまうのです。そして、責任を持って今回の指導に当たって
いるのです。

iPhoneから送信