2010年7月16日(本部長通信1003)

自分の立場を知ろう


私が話すにも、自分の立場が分からなければ、立場を見つけるまで苦労するのです。自分の立場を確立するために、必死になることは必要なことです。死刑囚が、宣告の日をどのように感じるのでしょうか。それ以上の心境で、立場の確立の日を待ち望まなければならないと感じるのです。
それを突破する瞬間がどれ程、重要な一瞬であるかということを自覚すべきです。私は、審判の日を恐れなければならないと深刻に受け止めてしまいます。それを、突破する瞬間に失敗者になった場合には、大変です。
それよりも、かえって、その時になるまでに打たれて死んでしまった方が気楽さを感じてしまうくらいです。何の話しかというならば、そのような面持ちで、今日の一日を歩んでいるのです。今日の一歩踏みそこなった場合、天地が逆転するのです。
私達の生涯が、一遍に吹き飛んでしまうのです。そのような危険な立場にあるので、自分のすべてを奮い立たせて、成功させなければならないことなのです。ある意味で、今は不幸な立場であると自覚して、戦って勝利する立場が今の自分であると感じなければならないのです。
その意味では、最前線の兵士であるべきです。師範はいつもそのようなこと考えながら進めています。そして、自分の肉体を弾丸や砲弾として、使っているのです。時はたえず変化しています。今素晴らしい時を迎えようとしている時になっています。私達に好機が到来しているのです。今の挑戦を受けますか、それとも、不平不満をたえず心に抱きますか。