本部長通信97  2008年2月20日

道場に入門した後どのように指導を受けるか(初級編)


 極真会館では、修業期間の中でどのように学ぶのでしょうか。最初は誰でも白帯、つまり初心者から始まります。他の流派の道場で修業していた人も一度は白帯をつけてもらいます。基本的な内容と道場の方針が分かれば、鍛練した段階の帯は授かることができます。

 通称色帯といわれている段階が10段階あります。白帯からオレンジ帯(10級、9級)青帯(8級、7級)黄色帯(6級、5級)緑帯(4級、3級)茶帯(2級、1級)です。

その上で黒帯が取得できるのです。修練の目標としては、小学6年までに、茶帯の一級まで取得することが望ましいのです。一般部では5年の修養で茶帯まで到達することが望ましいです。
 最初の段階、オレンジ帯までですが、基本的な空手環境を理解します。空手を習う目標は、挨拶ができること、礼儀作法ができること、元気で明るく健康的な子供への変身を期待します。大人も子供たちと同じように、技術的な内容、基本稽古、移動稽古、型大極1・3ができるようになることが目標です。

 ここまでの間、一年で基本的な事の習得をいたします。この期間道場生は、審査会に参加することを義務付けています。当然、一生懸命努力するならば、昇級する時期は早まります。審査会の意義は、道場生が一段階上がっていくことです。さなぎが蝶に脱皮することを目指します。子供たちが帯の色が違うようになると、気持も引き締まっていきます。審査会は最大の道徳教育の試験です。

 さらに合宿に参加することになるのですが、基本的武道精神を学び、道場生どうしが助け合うことができるように訓練します。子供達が成長していく上で、空手の習熟度の確認になります。このように、空手道を学んでいく上で動機を正していくようになります。この段階が初期段階のレベルの内容です。

師範稽古 長町教室二時間指導 中江教室選手会指導 蹴り10分 突き10