本部長通信96  2008年2月19日

間違いを正し新しくスタートできるチャンスを


 人生が完全にもつれてしまっては、それを再び生き変えさせるには時間がかかります。しかし、重要なことは私たちが今生きているということです。例えもつれた人生であったとしても、人生を豊かにし、深めることができるチャンスはあるのです。

統計的にみるとき、暴力は、家族と愛する人たちの間で最も頻繁に起こっています。最近のニュースを見ても、現代社会にみられる恐怖の中の一つに、子供が親を、親が子供を殺害するのです。

 私は率直に私たち自身を振り返ってみます。夫が、家庭内での子供の誤った行動の原因を妻のせいにします。夫の権威を前面に押し立てて言うことを聞くように強要したりします。自ら置かれた苦痛を、ほかの家族に怒りを向け、自分の失敗を認めないなど様々な過ちを犯してしまいます。

 人は、人間関係においても、腹を立てて人を批判したりすることもあるのです。このことは、自らの怒りを調節できないために起こってしまうのです。「お前が間違ったので怒っているのだ」というかも知れませんが、じっと内心を覗くと調整力不足を正当化させているだけなのです。気持ちを落ち着けて、怒りと憎しみ恨みを和らげ、感謝の思いとともに、内面的調和と喜びを育てていくことを願うのです。

 

師範空手稽古 移動稽古 膝蹴り40分 前蹴り10分 突き60分 

            選手会稽古