本部長通信95  2008年2月18日

師範が空手を続ける理由

 師範は、平和的で幸福な自分自身になれる方法を発見しようとしています。それが言うまでもなく極真空手という武道なのです。ですから、道場生が師範の感じる内的姿勢をもって極真空手の稽古を積むならば、師範の境地が分かるようになると思うのです。

 人生という戦場は、突然受ける敗北と失敗、あるいは多くの難関が待ち構えているのです。道場生にいかなる恐れに対しても勝ち抜けるという勇気を極真空手は、与えてくれるのです。

 ある人は、必要なのは知識と経験を切磋琢磨しなければならないというでしょうが、師範は、多くの場合、勝敗を分けるのは魂ということだと思うのです。疑心、恐怖、臆病は、普段の生活で克服するよりも、極真魂をもって対処したほうが勝ちやすいのです。

 極真魂は、いつも荒々しいばかりではないのです。忍耐し、沈黙できる力も持てるし、人に温和で親切に、同情することもできる大きな力もあるのです。極真魂は、どのような状況でも完全に対応でき、変化できる態勢をつくることによって道場生は予測できない環境でも、常に勝利に導くことができるのです。

 

師範稽古 移動突き40分