本部長通信94  2008年2月17日

悪魔の囁き

 自己中心という存在は愚かな存在ではないのです。自己中心は、必要に私たちの時間を浪費させ、精神的エネルギーを使い果たすようにそそのかせます。自己中心は最も美しく輝いて見えるのです。その上、気持をいらだたせる思いを送り続けるのです。

 自己中心という存在は、自己中心の場所に連れて行こうとします。自己中心の場所は、簡単に嫉妬し、怒り、憎しみ、欲張り、人を無視するようになる所なのです。

 自己中心という存在は、時間がたつにつれて大きくなって、自分の期待が充足されなければ、無関心に扱われていると感じるようになり、簡単に批判し、非難し、敵意と憎しみの思いを持つようになっていくのです。

 さらに、自己中心という存在は、起伏の激しいサイクルの中に突入させるのです。ほかの人から称賛を聞けば、自信がわき、そうでなければ不信感をもち、意気揚々と意気消沈を反復するようになるのです。不幸にも、自己中心が、出会っていくものは、失望と挫折になってくるのです。悪魔の囁きはすぐそこにやってきます。

 

師範稽古 選手会練習・移動膝蹴り40分・突き40分