本部長通信75  2008年1月29日

ヨーロッパでの技術指導

 ラリー師範の道場でヨーロッパメンバーへの指導がありました。ヨーロッパの道場
生は日本人から指導を受けていないのが現状で、私たちから見ると何をやっているの
かと不思議な感じを受けました。そこで、安齋師範、今井師範が基本から、移動、三
本組手としっかりした指導をしました。
 基本の美しさ、華麗さを堪能して、目を見張るように指導に聞き入っているヨー
ロッパのメンバーの姿に、これほどまで、慕って追及してくる熱意に感動するばかり
でした。二人の師範はまさに、ヨーロッパのメンバーに公認され、日本での指導力以
上に実力を発揮しているようでした。
 二人の師範の指導は、ヨーロッパでの空手の原点として空手の原動力を増進させ、
学んだ道場生が、空手の価値を感ずるようになるのではないかと確信したのです。こ
のような事を継続するとするならば、ヨーロッパの地域での活動も相対的に範囲が広
がり、空手の渦を巻き起こすに違いないと感じました。
 手塚グループはこれから、ヨーロッパで太い枝になるのではないかと思えるので
す。手塚グループの理念と思想の根からくる栄養素と関係を結び、それを吸収する道
場生であることは間違いありません。ほかの空手を批判するわけではないのですが、
外見がうまく育った枝は見かけ倒しです。それは干からびた枝になり後から葉が新で
落ちていくのです。これからやることが多くあると使命に駆られる思いでした。