本部長通信66 2008年1月20日
指導者は自然な印象で道場生と分かち合おう
人はなかなか構えてしまって、自然体でいることが難しいものです。指導員は、特別 なタイプの人だなとか、あの人はこんな人だなという印象を道場生の前で与えてしま
うと、道場生を指導するのに苦慮します。ですから意識することは、自然な印象をい かに与えていくかであります。自然体をどう作るかということになります。難しいこ
とです。 ある時は大きく笑うし、ある時は調和もするし、一緒に何かできそうな人だなと思っ てもらうことが特に必要になってくると思います。多方面に渡って熟練しているし、
話がわかる人かもしれないという安心感を与えていくことができるかであります。 どんな人でも、すでに口を開けて話しかけてくれるようになれば、そこで、会話がな
されるようになるわけです。例えて言うならば、その人が口を開けて話してくれると いうことは、心を開いているということです。すでに口をひらいているので、ご飯を
あげればそれを食べないわけにはいかないという事になります。 すでに、道場生とこのような関係が生まれると、一緒に拍子を合わせて、同調してく れるようになるのです。