本部長通信54 2008年1月7日
開拓者としての指導者
私たちは極真空手の開拓者の責任をもっています。開拓者は当然案内人になります 。開拓者は誰よりも強くなければなりません。それは新しい基盤を作っていくには、
困難なことは多くあるからです。開拓者として、理想を求めていけばいくほど、それ に比例して冒険が増えるようになる事実も認識しなければなりません。
誰も味わったことのない困難さを打開し、勝利者にならなければ、開拓者としての 名分を備えることができないのです。数的基盤を達成して、新しい目的を追求し、そ
の目的を達成するには、困難な使命を担う開拓者の立場に立つのです。開拓者でなけ れば道案内人にはなれないのです。 ただ、したがって行けばなんとかなると思う人は、開拓者ではありません。開拓者
は当然先頭に立っていける人です。学ぼうなどと思っている人は開拓者ではありませ ん。それは付いていく人でしかなく、まねていく人です。 開拓者は歴史がないのです。自分の歩みが歴史なのです。決まった方向もありませ
ん。 自分が歴史であり、方向です。だから、自分が破綻したら、開拓者は、木端微塵とな り、すべてを失ってしまうのです。