本部長通信52  2007年6月6日(水)

社会福祉協議会


これからの極真会館は地域の住民の方とのネットワークを形成していくことが重要になってきます。今までは、エイリアン的存在で、ただ極真空手だけを教えることを目指して、熱狂集団の域を超えることはできなかったように思います。今回師範は、社会福祉協議会の中で、国の行事である「社会を明るくする運動」の委員長をおおせつかりました。予算もつくわけですので、重要な立場なのです。当然今日は、決算報告と平成19年度の予算の審議という会議でありました。
我が地域は、全国とおなじように、少子高齢化の波が押し寄せ、介護保険制度も充実させなければなりません。また新たなる支援活動が求められてきています。さらに、青少年の問題は取り上げなければならない重要な課題になってきています。この地域は、都市化に伴い相互扶助機能低下に大きく傾きかけています。マンションの乱立によって、ネットワーク活動による支援活動が不十分になってきています。それも、町内会に所属することのない大手のマンション業者の管理下に置かれるようになると、地域との隔離が起こっています。
それでも、区社会福祉協議会、関係福祉行政機関との連帯を蜜にしていかなければならないと思うのです。そして地域福祉ネットワーク活動として、「孤独死」をなくそうという合言葉です。要擁護世帯等に対して声がけ訪問活動や地域住民との交流進めています。ふれあい食事サービスは、孤独感の解消・仲間作りの機会などをもうけています。高年齢者の交流といった目的を果たしてきているのです。行政の補助金の見直しなどで困難はありますが、継続して実行したいということでした。
地域活動は、行政な公的サービスの手の届きにくい部分を行います。地域社会の中で、住民参加による自主的福祉活動を推進します。誰もが地域で安心して生活できるような地域づくりのため、組織挙げて普及に取り組むということでした。
とくに、会議で感じたことは、財源の問題です。行政からの補助金が削減される中で、福祉基金の強化が願われます。共同募金についても、長引く経済不況もあって、景気の回復はあるものの、個々人の住民生活は好転するには至っていないのが現状のようです。それゆえに、私として何ができるのかを心深く検討していきたいと思うのです。