本部長通信46 2007年5月31日(木)
人柄
私たちの極真会館の道場は、道場から家庭を通じて社会をつなげてから国家、世界につながっているのです。社会とは、家庭が連結されたものであり、いい社会を築き上げるということは、極真会館の道場が個人をしっかりさせて、家庭が円滑にうまくいくということを目指すわけです。道場の稽古で個人を中心によりよい個人に、さらに家庭をより円滑にすることが道場なのです。
極真会館の世界のメンバーは1千2百万人です。私たちの心は、たえず、世界の極真会館に向いています。社会のために貢献する意識は、極真メンバーならば当然といえば当然のことです。今、200カ国の極真メンバーがいます。その世界の極真メンバーがより願うことは、日本の責任者がしっかり世界を見据えなさいということです。それは、単に社会に良き影響を与えるだけではいけないのです。
世界の極真メンバーからするならば、良き活動をするのは二番目に大切なことであって、直接の願いは何かというならば、日本の責任者が責任者として、しっかり世界に働きかけてもらいたいのです。今の極真会館の状況は、派閥に分かれて、それぞれの代表がいて、勝手に取り仕切っている状況です。それは、世界は願わないのです。重大な問題は、派閥を超えて、いかに大山総裁の偉業を相続した世界の館長が立つかであります。
その世界の館長は、人格者でなければならないのです。今速急に願われることは、世界を背負って、世界の極真をまとめることができる人格者が立つべきなのです。分裂した極真を整理し、全世界に影響を与えることができる館長をいかに立てるかが問題なのです。したがって極真会館の第一の目的は、人格者たる館長を立てること。第二に極真のメンバーに対して、良き影響を及ぼすこと、この二つが重要な問題となっているのです。