本部長通信23 2007年4月15日
受け継ぎたい武道精神
人生の中でいかなる作戦を展開したいのであろうか。
自分に尋ねてみると、世間一般の人たちと同じような生き方をする態度でいるならば、何もなすこともなくわずかな人生を過ごしてしまうと思います。
自分の人生にとって何かを成し遂げる作戦はと問うならば、奇襲作戦しかないのではないでしょうか。
世の中の人と同じようにやっていったならば、同じ結果しか現れることはないのです。
当然誰もやらない時,やらない事を進めていくのです。それは、誰もが嫌がることを進んで敢行するということです。平坦な道ではなく、険しい山を登るがごとく、決死の覚悟をしていくべきなのです。理想を果たそうとするには、特攻隊のような気持ちで、我が理想とする道を喜んで進めていくべきなのです。
ところで、私たちは、武道教育における社会貢献できる人材をどのくらい世に輩出できるかが問われるのです。家庭を守り、社会に貢献することができる人材は何処にいるやというのです。社会を良くしていこうとする人格に育てなければならないのです。社会のために元気に一生懸命骨身を削って歩んで生きたいと思える人材、それも喜んで行きながら進めていくことのできる人格教育なのです。
結局、武士道における精神態度を求めていくのです。人生楽しくなければ何にもならないし、難しいミッションをこなすにしても、喜んで歩める人材でなければ、続かないのです。希望を抱きながら、どれほど時間がかかったとしても、しっかり武道精神を定着させていかなければならないのです。もし、自分が使命半ばで使命が達せられなかったとしたら遺言を残してでも、成し遂げていこうという意気込みがなくてはならないのです。