本部長通信12  2005年12月20日

極真空手と真剣勝負


極真空手は、真剣勝負である。素晴らしい選手は素晴らしく稽古した選手であり、力 強い選手であれば、力強く稽古した選手である。優勝した選手であれば、優勝するほ ど稽古した選手である。極真空手に例外は無い。極真空手は例外がないから実践空手 なのである。 私たち極真空手は、理論的、実践的、科学的、計画的な稽古をするのである。まぐれ で勝つということは、例外の例外であって、そんなことが起これば大きな穴が開いて しまう。だから、稽古が必要なのである。極真空手は、日々が稽古であり、稽古を必 要とするのである。  私が極真空手で培った精神は、負けたくないということである。当然、人に負けた くないし自分に対しては絶対に負けたくない。私は、今も戦いの人生を歩んでいるの である。この一時を戦わなければ自分の人生はマイナスになる。この一瞬が危機であ るという意識で稽古に取り組むのである。 ところで、最近稽古をいい加減に考えて、こうでもない、ああでもない、適当なやり 方で極真空手を進めていく人がいるとしたら、誰が相手にしてくれるであろうか。黙 って何も言わず、検討もしなかったらいかに容易いだろうか。しかし、そうはいかな いのである。 だから、これからは稽古を通じて実力と実行力を持つ人間を目指そう。言葉だけでは ないのである。稽古の実績が問題なのである。