2021年2月8日(八段語録3760)
私達手塚グループの存在


 極真会館に手塚グループが存在するという事は、社会の為に有益になっていると確信しているのです。というのも、日本はもとより、世界中に対して青少年教育を働きかけている団体であるからです。それも不思議に計画通りに進んでいるのです。もちろん、極真の一団体という事ではありますが、良き伝統を立てているのです。当たり前に、社会に悪影響を与えてしまう存在ではないのです。また、拒否されているという事でもないのです。私達は真の極真を目指しているだけなのです。それだけに、第一に、私の例を挙げて、その後、第二に、故手塚会長の例を挙げ、それが第三に、具体的にどのように展開していくかという内容が今回のメインの話になるのです。
 第一に私を例にして話を進めていきます。伊達藩の藩士として、武芸を嗜んでいた系図を持つのです。血筋というのは子孫に影響を与えているという事でしょう。それだけに、武道に関しては、意識を高く持たされたのでした。先祖は、藩に対して忠誠をつくした家臣であったのです。その話を幼いころから祖父に聞かされて、耳にタコができるぐらい潜在意識に叩き込まれていたのでした。その祖父も剣道六段で、宮城県大会では決勝に出場するほどの腕前であったのです。系図の流れに関しては、私の体格に現れる如く、がっちりとした骨格を模ってくれたのでした。また、武士道の何たるかを教えられ、私の名前の如く、義の道を歩む人生を率先して生活させられたのでした。
 第二に手塚会長を例に上げさせていただきます。会長はもとより、会長の姉は、大山総裁の秘書を長らく務めた方なのです。会長とは姉が親しい仲でしたので大山総裁の情報は常に伝わっていたのでした。極真の指導者として、家族としての極真グループを夢見て、常に提唱し組織を築いていったのです。何度も禁足処分を受けながらも、主張を曲げることなく、信念を貫いたのでした。会長は、本人が真の改革者であるという事を話していました。ある意味で極真の「残れる者」に相応しいレムネントなのです。武道というジャンルで倫理・道徳を重んじ、家族を大切にするという思想を教育して下さったのでした。
 第三に、この手塚グループがどのように展開していくかという適用になります。このグループは会長が主張した、家族という恩恵を大事にすることによって成り立つのです。当たり前の発想なのですが、人にとって大切な概念を家族において、武道教育に特化していくのです。それだけに、全ての道場生が道を究めるという考え方ではなく、一緒に協力してお互いに恩恵に預かりましょうという発想なのです。それだけに、一人だけが修行に埋没していく孤独な歩みをするのではなく、協調して切磋琢磨するという意識を大切にするのです。このグループには全員でゴールに向かっていく協力関係があるのです。
 結論として、師弟関係を上下関係とすることなく、家族として団体を発展させようとしてきたのです。私はというならば、その継承者であり、中継ぎという事であると捉えているのです。このグループが正しくあるならば、社会に対して大きな影響を与えていくであろうと確信しているのです。