2020年10月23日(八段語録3717)
道場生の指導


 道場の指導に当たって、心掛けている事は、道場生に対して奉仕者であるという自覚です。
それも、極真会館の門を叩いて、50年という歳月が過ぎて、この立場に至っているという自負です。また、この立場は、極真会館の使命に選び出されて、役割を演じているということでもあります。
私が、この場で強調したい事は、この極真を開拓した創始者は、大山創始者であり、それを洗練して継承した方が手塚会長という事です。それは、今まで培ってきた空手道という存在を本然に戻したと言って過言でないのです。そして、私は道場の指導者として、心の絆を道場生と結ぶという意識を強く抱いて、継承していくということなのです。
ところで、私は、この極真会館が存在しているということに、感謝をしているということです。それも、その感謝の念は、手塚会長を通じてなのです。この極真会館は、多くの諸先輩がたの努力があったからこそ、存在しているのです。この極真会館が存在しているという事は、驚きであり感動なのです。
感謝の理由は、これだけ世界中で有名になっていると言うことであります。しかも評判はすこぶる良いのです。それだけに道場生に対しての想いは深いのであります。世界中の道場生にに対して、親しくなることができるし、一体感が伴うのです。それだけに、指導者としての使命は大きいのです。私の役割は、極真会館を大いなるものに立て直すと言うことでもあります。
もはや私たちは、他国人でも寄留者でもなく、極真家族なのです。それだけに、指導者として土台となるべきであると考えるのです。また、指導者として、足らない内容は補強するように補わなければならない役割があるのです。それだけに、常に謙虚であるべき立場でもあるのです。
このように表現しているのは、道場性と深い絆を持ちたいと思うからなのです。特に私に与えられている賜物は、道場生と共同相続人として振る舞える特質があるです。決して偉ぶらないということであります。共に、一つの家族として、約束に預かるということです。私達は、極真という関係において新しく引き上げられるということです。