ご両親のための「極真空手のしおり」

はじめに
極真空手の基本理念は、「家族」「対話」「自然」です。この数十年間多くの活動をしてまいりましたが 、より多く青少年を輩出してまいりました。今後多くの後輩のご両親のために「極真空手のしおり」を紹介させていただくことにしました。なぜ、このような「極真空手のしおり」紹介するかといえば空手教育に対してのご両親の質問が多いからなのです。この「極真空手のしおり」で、本来目指すべき極真空手をご両親および、地域社会に知っていただきたいと思うのです。


極真空手の危機
 現状勢に立ってみるときに、極真空手が相当危機的立場に立っていると感じています。それは、極真会館分裂などで、空手界を一本化できない現状を憂うるからです。極真空手は、空手母国日本、アジア、あるいは欧米と、日本を発信源として、日本の相似形になって分裂しています。


極真会館の責任

手塚グループが現れる背景について
本来の極真会館の責任を負うべき極真会館が、その使命を全うし得ず、分裂に分裂を重ねている状況になった場合、どうすればよいかであります。その使命を受けている者が、全うし得ず、いい加減な立場に立った場合、本来の精神的使命を持ったものが、大きくその分までも兼ねて全うしなければならないということは、当然の立場であります。
また、今空手教育が精神教育の使命を全うしているかというと、現実的観点からみると、国民運動としての展開をすることができるかというとなかなか難しい内容になっています。一致団結して、オリンピックの種目としての出場も果たせない現状になっています。さらには、対地域社会に対して活動しているかというと、余りにも消極的な空手界になっているのです。
では、空手界が使命を果たせなければ、精神的国民運動を巻き起こすことができる団体が生まれてこなければならないと思うのです。それが手塚会長を中心とするグループであるとうことは言うまでもありません。

手塚グループの責任
私たちは、既存の分裂した極真グループを否定するのではなく、守っていくと同時に、空手を守護し、社会の道徳倫理の腐敗を青少年健全育成のもと、防備しなければならない責任を持っているのであります。


極真会館手塚グループの使命

今までの準備
手塚グループは、「家族」「対話」「自然」の理念がどこまで社会に通用するかを実践し、訓練してきたのであります。単に個人ばかりでなく、我がグループが、地域社会に貢献するために、さらに、国民運動と世界展開していくために、責任を感じてきました。

精神的使命
これからの極真会館は、日本と世界で、教育力の論理を展開することは、言うまでもありません。いくら精神的立場が立派であるといえども、教育力で完結して初めて、全体の目的を完成するのであります。この観点なくして、道理が通らないのであります。
 しかしそこには、青少年の教育力が重要かそれとも精神的立場が重要かという問題が起こるのです。私たちは、はっきり、精神的立場が重要であると断言いたします。精神的立場は、正しい伝統のためであり、教育力は子供たちのためにあるのであります。その観点からすると、正しい伝統を重要視せざるを得ないのであります。
学校の校長が教え子とみだらな関係を続けていたニュースが飛び込んできました。実に嘆かわしいばかりです。まさに、教師として精神的立場を忘れたために起きた事件でした。
私たちの精神的立場の伝統が個人を通して、家庭、国家を超えて世界に発展をもたらせるのであります。
それが手塚グループの正しい精神的立場の伝統なのであります。そこには、家族であるがゆえに、どのように教育しなければならないかを自覚しているのです。


現状報告
現在の手塚グループの運営は、改善の余地を残しております。世界のモデルを形成し、盤石な教育基盤を築き上げる観点に立つと、まだまだ改革改善の余地があります。確かに、三十数年余りの歳月、全員が努力を重ねてある程度の教育の形態は整ってきましたが、確実によき人材を教育し素晴らしい人格者に育成するためには、明確なビジョンと目標、そして教育戦略が必要になっています。
緩慢な教育運営ですと、現状維持が精一杯で、社会に一石を投ずる人格者を育成する使命が薄れてしまいます。特に、今は私たち極真会館に携わる者の精神的立場が重視されます。現実の生活に追われるあまり、空手指導の動機、姿勢があいまいになってはいけないのです。
教育は、段階的になされなければならないので、人材育成の流れにおいても、人格レベルの目標を考慮しつつ、確実に各段階、各期間の中で、教育目標を全うできるような体制をつくっていかなければならないと思うのです。この「極真空手のしおり」は、そういった精神的教育面ご父兄に理解してもらうための指導書です。
教育指導の充実によって、道場生の教育、そして技術の習得を明確にし、極真空手を指導する指導者を多く育てていきたいと思う次第です。
子供達の教育は長期戦です。毎月確実に生徒を成長させるためには、流れる川のような教育の流れを作り、そして絶えずポイントをチェックし、決してその川の流れがよどんでボウフラがわかないようにしていきたいものです。


極真空手教育指導書の特徴

体制
①  新道場生から黒帯の指導者まで、全員が一丸となって教育体制を築く。そのためには、段階の組織を明確化し、師範と、師範代、支部長責任者が、連絡をよく取り合い、各責任者が盛り上げていきます。師範を中心として各責任者が体制を確立させます。ここで問題になるのが責任者間の信頼関係です。
お互い欠点があるのであれば,その点は補い合い長所を見つめて付き合うことだと思います。
②  段階的教育をしっかり取り組みます。オレンジ帯から茶帯まで10段階の教育内容に沿って、各段階の、組織と責任を明確にし、子供たちがスムーズに成長できるように、心のつなぎ(心の糊代)を充実させます。

流れ
①  新規入門者・教育・合宿審査・大会と一貫した流れを作り、一日の教育、一週間の教育、一か月、一年の教育を明確にして、期間を区切った教育を展開させていきます。
②  稽古中もその前後も、気持ちと事情・環境を知ってあげて、責任者が関心を示すことによって流れる川のような教育体制を築いていきます。
③  小学6年までに、茶帯を習得し、それから6年ないし10年で黒帯を取る体制を崩さず毎月の目標を全うしていく教育をする。一般部においては、社会的経験も踏まえて,級を上げていきます。

教育
①  教育の流れに対し、決して機械的に取り組むのではなく、家庭的な愛情を抱きながら対処しま
す。指導者は親の如く、父兄には教育を任された責任あるものの如く、決して排他的になるのではなく、
道場生にあった段階的教育と技術の習得、知情意の人格体の啓発を優先する愛情教育をおこないます。
②  各指導者は、会議を生命視し、現状を報告しあいながら、意識統一と全体を網羅し、細部にわ
たって子供達の成長を見つめ、さらに、師範を中心として、教育に対して絶対レベルを高めていこうとい
う気持ち大切にし、極真魂のレベルを上げながら教育にあたるのです。


具体的な教育

組織&流れ



スケジュール
一日・ 一週間・一か月の公的なスケジュールを決め、絶えず、ご両親と気持ちを一つとして意識の統一と愛情作りをして、空手に打ち込める時間を確保します。

日間スケジュール 
朝・昼・晩の三部制に分けて、一日の予定を確認すると同時に、予定表ではなく、決定した事柄を特に記入していくようにします。

週間スケジュール
一週間の流れを何種類かに分け、一週間の歩みを決めていきます。
① 道場生として稽古を確保するスケジュール
② ①+審査会までの準備のためのスケジュール
③ ①+合宿までの準備のためのスケジュール
④ ①+大会出場までの準備のためのスケジュール

目標
目標としては、
① では、しっかりと普段の稽古を実践します。その土台の上に、
② では、審査会合格への準備を整え
③ では、合宿では生活基準の訓練をしますので、しっかりとした準備を整え
④ では、大会で優秀な成績を上げることを検討する。

道場生が最後まで頑張るためには、より多くの夢をスケジュールに載せて、最初の動機を正すことが重要になってきます。道場に通って、段階ごとの行事をこなす中で、流されてしまい、なかなか空手を継続していくことができないことが多くあります。
その意味では、審査会、合宿、大会と参加する目的と動機を正すためのカウンセリングが必要になってきます。当然、終わった後の評価もしっかりしなければならないとおもいます。審査会に関しては、成績表の配布をいたします。

月間スケジュール
週間ごとの目標を決め確実にする。


新しい入門者

新しい入門者への責任的立場


新しい入門者には、空手の意義と価値をしっかり指導します。新しい道場生が安心して教室に馴染むように気配りを行います。ある意味で、指導するものが、新しい道場生を把握し、方向性を決めておく必要があります。しっかり両親と打ち合わせます。そして、各教室の指導者との連絡・相談を密にして、あたらしい道場生が生かされるようにいたします。

指導員による新しい入門者の指導

新しい入門者の教育は、新しい道場生の未来に関わります。車で例えるとしたら、エンジンに相当します。その意味では、会議の中心的柱になります。指導員がしっかり新しい子供たちを意識します。ゆえに、よりよく、新しい道場生を中心とした連絡会議がもたれるのが好ましいのです。そこで、新しい道場生に関する指導を決定していきます。
 1 新しい道場生が再来する中で、個性をしっかり理解します。道場に入門して新しい入門者が気持ちを害するようになると大変なことにもなります。特に、両親から課題をしっかり聞きます。
 2 体験入門において、空手に対する理解、可能性もここで把握し、選手コースへの将来性も検討します。



来訪1→担当者が道場の内容を新規道場生の父兄または本人に説明します。
①  挨拶、自己紹介はもとより、道場の説明をして、より良いコミュニケーションを図ります。
② 道場に来られる環境の把握を聞き、これにより、いつどの時間に来られるかを確認します。
③ 何故空手をしようとしているのかの動機を確認します。
④ 当然問題になるのは、本人の生活環境や家庭環境であります。生活信条をお聞きします。
⑤ 空手を通して、可能な価値観を理解してもらいます。

 来訪2 空手道場の印象を聞きます。このときに入門をどうするかも聞きます。
     1 コミュニケーションが重要であることは間違いないのですが、一回目の体験入門のときの印象を十分聞きます。さらに、確認できなかったことを十分聞き取ることが重要になってきます。さらに、もう一度空手を習う動機を確認します。
     2 家族の把握と、母親の姿勢受け止めていきます。
     3 日程の確認をいたします。


教育部

教育の責任的立場


教育は車の車輪のようです。各教室の指導者がその中心的役割を果たします。教育を行うものとしての重要な内容は、教育に対する姿勢であると思います。
道場生は新しい道場生ですから、教育部として、好むと好まざるにかかわらず、私たちはどんな人でも受け入れていくのです。その時に、新しい入門者の中で、空手に対して意欲を持って行こうとする道場生たちならいいのですが、問題は中には事情を抱えた道場生、事情はなくても意欲をこれから啓発しようとする道場生です。
 そこで教育部としての心構えですが、教育部全体が、どんな子供たちでも立派になるという確信を持ち、どんな人でも空手教育しようとする意欲であると思います。

初級トレーニング(白帯~オレンジ帯一本線)無級から9級
トレーニング期間二年 審査・合宿は3回以上 年に二回が望ましいのです。
① 目指す目標に向けて、基本的な空手内容を理解する。空手を習う目標は指導者のようになることを子供たちは思いますから、理想的モデルをいつも提示できるようにします。
② 空手の技術的な内容の習得 基本 移動 型大極1・3
③ 挨拶、礼儀作法、元気で明るい子供としての確立

中級トレーニング(青帯~黄色帯一本線)8級から5級
トレーニング期間は二年 審査・合宿は3回 年に二回が望ましいのです。
① 目指す目標は、指導者のようになりたいと思いますから、指導者が自己を確立し、子供たちのモデルとなります。
② その目標としている指導者として自覚します。いい加減な生活で帯では上がらないことを明確にし、楽しく指導します。指導者の人格が問われます。
③ 空手技術に対する基準と理解 ピンヤン3までです。
④ 礼儀作法の徹底 家庭における報告、相談、連絡ができる子に育てます。
⑤ このレベルから大会にでることによって戦いを学びます。自分に打ち勝つことに目覚めさせます。
⑥ 親のために生きる生き方を学びます。
⑦ 同じレベルの道場生との調和できるようにします。
⑧ 自然の素晴らしさを体験し自己管理できるようにします。自然に対する感謝できるようになります。

上級トレーニング(緑帯~茶帯一本線)4級から1級
トレーニング期間は三年 審査・合宿は3回
① 絶えず自分で精神統一できるようにする。目指すは指導者であるから、指導者として偽りなきよう努力します。このくらいの子供には誤魔化しは利きません。
② 空手の技術も高まるようにします。 実践組手の習得 型ピンヤン4・5ヤンツー サイファ ゲキサイ小・大
③ 自己との戦いができるようにします。当然大会にも参加します。(型)でもよい。
④ 礼儀作法とごまかしのない生活 報告・相談・連絡ができる。
⑤ 指導者としての訓練 指導者として、前で技術的、精神的指導ができるようにします。
⑥ 親だけでなく、多くの人のために生きられるように生活します。
⑦ 先輩としての確立をなし、道場生と融合できるようにします。
⑧ 自然を愛せる人格の確立にそだてます。

指導者トレーニング(黒帯初段)
二段は二年 合宿・審査・大会のサポートをし、合宿・審査は1回
黒帯はゴールではなく、自己創造の出発であること明確にすべきであります。
① 師範の良き内容を継承し、新たな自己の境地を開拓します。
② 空手の技術がすべてにわたりマスターするように努力します。突きの型
③ 指導を通して指導者としての技術と心をマスターします。
④ 空手道を通して、人間としての規範 指導者としての位置を体得します。

指導者実践コース
① 武士道の思想の習得を目指す。
② 空手の基本・移動・型・組手の習得を目指します。
③ 責任指導できるようにします。

指導者コース(黒帯二段)
三段は二年 合宿・審査・大会をサポートし 合宿・審査一回
利他主義に生きる人が取るべき資格です。社会のためにふさわしい人材として出発していきます。
① 社会的人格者として確立します。
② 技術的に空手道の本質を究めていきます。
③ 自らの人格を見本とし子供たちを指導します。

指導者コース(黒帯三段)
空手道生活の徹底で、四段は合宿・審査・大会をサポートし合宿・審査一回
自然の理法に従って生活できるようにします。社会生活で迷惑をかけない人格を築きます。
自然の理法とは、宇宙の縦の秩序の法則と横の秩序の法則をいうもので、これは正しく宇宙を貫く法則であります。これを人間社会に当てはめて、人倫・道徳となるものであり、人間社会の価値観でもあります
。縦では、慈愛・孝誠・忠誠・敬服・尊敬 横では、和愛・友愛・和解・寛容・義理・信義・礼儀・謙遜・謙譲・奉仕などであります。
個人的価値観にすると、個人的道徳として純粋・正直・節約・勇気・智恵・克己・忍耐・自立・自主・公平・勤勉・清廉等があります。
① 空手道への努力 セイエンチン セイパイ スウシホ ガリュウ カンクウ 教室の拡大
② 道場の貢献と調和します。

選手会
選手会は、特別なモンスターを作るつもりは毛頭ありません。
あくまでも、社会をリードしていく指導者の育成であります。
しかし、全国から注目される選手を作るのも使命であると思います。注目されて倒れてしまうようでは極真空手の修行と全く異なるので、一生通じての人間性の確立です。
① まず、道場の指導者に似ていくことです。指導者は安易にしていられません。自分のレベルが選手会の運命を決定します。
② 武士道を生命視する生活
③ 武士道を実践する生活
④ 率先して、目標を立てて実践する生活
⑤ 両親や先生に報告、連絡、相談する生活
⑥ 朱に交われば赤くなるがごとく、悪に対しての分別力を持つべきです。
⑦ 指導者として多くの人を面倒見ようとする心
⑧ 道場生同士との融和
⑨ モノに対しての管理 整理整頓ができるようにします。
このように、選手会は、精神的成長を空手道として達成するためのセクションです。


審査 合宿 大会の三本柱

審査

当道場では審査会は、道場生が、自分のレベルを上げるために参加を義務づけています。1年につき2回の審査会に参加することになる。春秋と機会は4回あるので、しっかり導きます。初級は二年で3回、中級も二年で3回 上級は三年で3回とし幼稚園児からだと、小学6年で茶帯を与えることができるようになります。当然、一生懸命に努力するならば、期間を早めての茶帯クラス入りすることもあります。審査会の意義は、道場生を最後まで復活させながら導くためにあります。最後まで空手道を全うさせるための動機の整理ということであります。各道場での練習ではそれぞれの基準になるので、全体のレベルの再確認となります。そして、審査会のもっとも大切なことは、帯が上がることによって,動機が正されるということであります。審査会は最大の武道教育ということになります。クラスが上がることによって生き方の転換が図られる。今失いかけつつある「家族」、「対話」、「自然」を愛する価値観がここで成長します。一般部も、同様に成長するが、期間は社会的経験を加味しながら対応します。なお、黒帯の昇段クラスは、1000日修行の一環となります。

合宿
年2回の合宿、道場生総動員の体制で臨みます。審査会もこの中で行われます。
合宿での教育内容は
① 基本的武道精神の確立
② 空手道を学んでいくための動機の確認
③ 空手の習熟度の確認
④ 師範と道場生との関係の確認
⑤ 道場生同士の助け合い

具体的な手段は
① 審査会での修練
① 少年部空手の基本・移動・型・組手の習得を目指します。
② 上級者のスタッフ起用
③ 合宿交流戦
④ 手塚会長講和・師範セミナー
⑤ 選手会の試合での勝利の報告
⑥ 合宿だけの特別訓練
⑦ ビンゴ等、交流会
⑧ 楽しい食事会

大会
新人戦は、選手会へ参加の登竜門であり、各地方、あるいは全国大会は、原則として選手会から出場することになります。選手のゴールは、大会で優勝することも重要ですが、道場生のモデルになることが、師範の願いです。空手道を努力して歩んだ姿が大会では現れます。
まず、選手会の練習の中での努力の姿、一生懸命空手道を追及しようとしている姿が、道場生の心を打ちます。そして他の大会に出て、勝利すればその努力をみんなが見習うのです。そこで、我が道場の方針は、ただ優勝したからではなく、
① どのぐらい一生懸命空手道に励んでいたのか師範が見る基準です。
② 空手の技術をどのぐらい習得したのかも次のポイントです。
③ さらに、その選手が、家庭で、道場で、どのぐらい報告をし、連絡をし、相談をし、青少年としてどれだけ健全に育っているかもポイントになります。
④ さらに自宅でのコツコツとした練習であります。
⑤ 当然、大会での一瞬一瞬の戦いに勝利できる生活をしているかであります。
⑥ さらに、両親のために、道場生のためにどれだけ生きているかである。これは、将来社会に出て、指導者としての風格につながります。
⑦ 特に、物を大切にする心を養い、整理整頓を身につけることも大事であります。

最後に
極真会館手塚グループは、教育、特に「家族」「対話」「自然」をモットーとして活動してきました。
一般社会では、教育の見直しが叫ばれていますが、私たちは、武士道に則った思想、それに沿った教育を行わなければならないと思います。
 あいまいな目的もはっきりしない教育では人は正しく生きられないし、喜びも生まれてきません。責任者は、組織・目標・スケジュールといったものをしっかりと管理し、環境を整備して、指導することが大切だと思います。
 そういう土台の上に、限りなく心を投入して目標に向かって、どこまでも前進していく心を指導していきたいと思います。私たちは教育を新たにする次第です。